退職前にJALカードを作るべきか?59歳の私が普通カードで十分だと思った理由


定年退職が近づくにつれて、夫婦で旅行に行きたい気持ちが強くなってきました。

私の定年は2027年1月です。ただ、健康なうちに妻と旅行を楽しみたいと思い、少し早めに2026年6月で退職することにしました。

旅行に行くなら、どうせならマイルを貯めて、ゲーム感覚で飛行機にも乗ってみたい。国内だけでなく、海外にも少し足を延ばしてみたい。

そう考えるようになってから、JALカードやANAカード、JGC、SFCといった言葉が気になり始めました。

ただ、いろいろ調べていくうちに分かったことがあります。

私のように、夫婦旅行が多くても年3回程度なら、JALの上級カードを最初から持つ必要はなさそうです。

現時点での私の結論は、こうです。

主力決済カードは、すでに持っているANAのソラチカゴールドカード。
JALカードを作るとしても、退職前の審査対策として普通カードで十分。
JAL CLUB-Aカードやゴールドカードは、JALに本格的に乗ると決めてからでいい。

この記事では、私がなぜそう考えたのかを、順番に整理してみます。


退職後の夫婦旅行を考えてマイルを貯めたくなった

これまで私は、会社の出張では新幹線を使うことがほとんどでした。

飛行機に乗る機会は少なく、JALもANAも、それぞれ2〜3回くらいしか搭乗したことがありません。

それでも退職が近づくと、気持ちが変わってきました。

仕事中心の生活が終わったら、妻と一緒に旅行に行きたい。元気なうちに、まだ見たことのない場所へ行きたい。

そんな思いが強くなってきたのです。

そこで気になったのが、マイルです。

普段の買い物や公共料金の支払いでマイルが貯まり、それを使って飛行機に乗れる。そう考えると、節約というよりも、少しゲームのようで面白く感じました。

最初は「せっかくなら上級会員も目指せるのでは」と思い、JALのJGCやANAのSFCについても調べました。


JGCとSFCを調べて、まずANAカードを作った

JALにはJGC、ANAにはSFCという上級会員制度があります。

どちらも、よく飛行機に乗る人にとっては魅力的な制度です。空港ラウンジ、優先チェックイン、手荷物の優先返却など、旅行がかなり楽になりそうです。

ただ、JALのJGCは数年前に制度が変わり、Life Status Point(LSP)という生涯ポイントを貯める仕組みになりました。

JGCに入るには、JAL Life Status プログラムで1,500 LSP以上を獲得し、さらにJALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード以上を保有する必要があります。

LSPは期限がない点では魅力的です。一方で、1,500ポイントという数字は、私のようにこれから旅行を始める人にはかなり遠く感じます。

当時の私は、まずANAのSFCを目指す方が現実的ではないかと考えました。

そして2025年12月、退職後の夫婦旅行を見据えて、ANAのソラチカゴールドカードに申し込みました。

結果は、無事に審査通過。カードも発行され、2026年1月から4月までの4か月で、決済額はおよそ50万円になりました。

日々の支払いをANAカードに集めて、少しずつマイルを貯め始めています。


それでもJALカードが気になった理由

ANAカードを作ったあとも、JALカードのことが気になっていました。

理由は、退職後のクレジットカード審査です。

退職すると、会社員としての安定収入はなくなります。年金や退職金があっても、クレジットカードの審査では会社員時代より不利になるのではないか。

そう考えると、退職前にJALカードも作っておいた方が安心ではないかと思ったのです。

もう一つ気になったのが、JALのLife Status Pointです。

私はすでにJALのLSPが115ポイントあります。250ポイントまで貯めると、JMB eliteの特典としてサクララウンジのeクーポンなどがもらえるようになります。

「あと少し頑張れば、サクララウンジに入れるのでは」

そう思うと、JALカードも主力にしたくなります。

ただ、ここで冷静に考え直しました。


サクララウンジは魅力的。でも夫婦旅行では使いにくい

サクララウンジは、たしかに魅力的です。

空港でゆっくりできる。飲み物もある。搭乗前の時間を落ち着いて過ごせる。

一度は使ってみたいと思います。

ただ、私の旅行は基本的に夫婦旅行です。

JMB eliteのサクララウンジeクーポンをもらえたとしても、利用できるのは基本的に本人分です。妻と一緒に旅行する場合、妻の分は別に考えなければなりません。

そこで問題になるのが、「妻の分までお金を出してサクララウンジを使いたいか」という点です。

正直に言うと、私はそこまでの気持ちはありません。

もちろん一人旅なら、サクララウンジのクーポンはありがたいです。でも夫婦旅行で片方だけラウンジに入るのは変ですし、妻の分を毎回有料で払うのも抵抗があります。

それなら、クレジットカードに付いているカードラウンジで十分ではないか。

そう考えるようになりました。


夫婦で使うならカードラウンジの方が現実的

空港ラウンジには、大きく分けて航空会社ラウンジとカードラウンジがあります。

サクララウンジやANAラウンジは、航空会社の上級会員や条件を満たした人が使うラウンジです。

一方、カードラウンジは、ゴールドカードなどを持っている人が使えるラウンジです。

私が持っているソラチカゴールドカードは、JCBゴールド系のカードです。JCBの空港ラウンジサービスでは、家族会員も対象に含まれます。

つまり、妻に家族カードを作れば、夫婦それぞれがカード会員として空港ラウンジを使えます。

これは大きいです。

ソラチカゴールドカードの年会費は、本会員15,400円、家族会員2,200円。夫婦で持っても合計17,600円です。

一方、JAL CLUB-Aゴールドカードは、本会員17,600円、家族会員8,800円。夫婦で持つと合計26,400円になります。

JAL中心に何度も飛行機に乗るなら、この差額にも意味があるかもしれません。

でも、私たちの旅行は多くても年3回程度です。

そう考えると、ラウンジ目的でJALゴールドを持つより、すでに持っているソラチカゴールドに家族カードを追加する方が現実的です。


プライオリティ・パス用にapollostation THE PLATINUMを持つ選択肢もある

ラウンジのことを考えると、もう一つ現実的だと思っている選択肢があります。

それが、apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードを夫婦で持ち、それぞれプライオリティ・パスを発行する方法です。

このカードは、本人会員の年会費が22,000円。家族カードは初年度無料で、2年目以降は3,300円です。年間300万円以上利用すると、翌年度の本人会員年会費が無料になり、その場合は家族カード年会費も無料になります。

さらに、本人会員だけでなく家族会員もプライオリティ・パスを申し込めます。つまり、夫婦それぞれが自分名義のプライオリティ・パスを持てるということです。

これは、サクララウンジやANAラウンジとは別の考え方です。

JALやANAの上級会員を目指して航空会社ラウンジに入るのではなく、クレジットカードの特典として、海外空港ラウンジを使いやすくする。

夫婦で海外旅行に行くことを考えるなら、この方が分かりやすいかもしれません。

しかも、apollostation THE PLATINUMのプライオリティ・パスは、ラウンジだけではありません。

出光カード公式サイトでは、国内外の空港にある提携レストランやスパも年間30回まで無料で利用可能と案内されています。

これは大きいです。

一般的なクレジットカードラウンジは、飲み物を飲んで少し休む場所という印象です。サクララウンジやANAラウンジも魅力的ですが、利用条件があります。

一方、プライオリティ・パスで空港レストランが使えるなら、夫婦旅行の出発前に食事をする選択肢が増えます。空港で食事をするとそれなりにお金がかかるので、年に数回でも使えば満足度は高そうです。

もちろん注意点もあります。

まず、対象施設や利用条件は変わる可能性があります。使えるレストランやスパは空港によって違うので、旅行前にプライオリティ・パスのアプリや公式サイトで確認する必要があります。

また、同伴者として入ると有料になる場合があります。夫婦で使うなら、妻も家族カード会員として、自分名義のプライオリティ・パスを発行しておく必要があります。

それでも、夫婦で海外旅行に行く前提なら、JALゴールドやANAの上級会員を目指すより、apollostation THE PLATINUMをラウンジ・空港食事用カードとして持つ方が現実的な場面もありそうです。

プラチナカードには、ラウンジ以外にコンシェルジュサービスもあります。以前、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのコンシェルジュを実際に使った体験を書いたことがあります。

今回の主目的はマイルとラウンジですが、退職後の旅行では、旅先の食事場所や予約の相談にコンシェルジュを使えるかどうかも少し気になるところです。

ここで大事なのは、カードの役割を分けることです。

  • マイルを貯める主力決済カードは、ソラチカゴールド
  • JALカードは、退職前に作っておく保険として普通カード
  • 海外旅行のラウンジや空港レストラン対策は、必要ならapollostation THE PLATINUM

こう考えると、JALカード1枚にラウンジもマイルもLSPも全部背負わせる必要はありません。


JALカードを主力にした場合、LSPはどれくらい貯まるのか

JALカードを主力にするかどうかを考えるうえで、LSPの貯まり方も確認しました。

JALカードでは、ショッピングマイル2,000マイルごとに5 LSPが自動的に貯まります。

ショッピングマイル・プレミアムに入っている場合や、CLUB-Aゴールドカードの場合は、基本的に100円で1マイルです。

つまり、20万円決済すると2,000マイル。そこで5 LSPが貯まる計算です。

私の2026年1月〜4月の決済額は、約50万円でした。このペースなら、年間では150万円前後です。

もしこれをすべてJALカードに集めたとしても、LSPは年間で約37.5ポイントです。

今の115ポイントから250ポイントを目指すには、残り135ポイント。単純計算では3年以上かかります。

もちろん、JAL便に乗れば搭乗でもLSPは貯まります。

ただ、私たち夫婦の旅行は多くても年3回程度です。しかもJALだけに乗るとは限りません。

そう考えると、LSPを理由にJALカードを主力にするのは、少し無理があると感じました。


JALカードの種類を比較してみた

JALカードにはいくつか種類があります。

退職前の私が候補にしたのは、主に次の3つです。

カード 本会員年会費 家族会員年会費 私の見方
JALカード 普通カード 2,200円 1,100円 退職前に作っておく保険としてちょうどいい
JAL CLUB-Aカード 11,000円 3,850円 将来JGCを意識するなら候補
JAL CLUB-Aゴールドカード 17,600円 8,800円 JAL中心に乗る人向け

普通カードは年会費が安く、JALカードを持っておく目的には合っています。

CLUB-Aカードは、将来JGCを目指すなら必要になるカードです。JGC入会にはCLUB-Aカード以上が必要だからです。

ただ、今の私はJGCを本気で目指すほどJALに乗る予定がありません。

CLUB-Aゴールドカードは、ショッピングマイル・プレミアムが自動入会になり、空港ラウンジなどのゴールドサービスもあります。

しかし、夫婦で持つと年会費は26,400円。旅行が年3回程度なら、少し重く感じます。


私の結論:主力はANA、JALは普通カードで十分

ここまで整理して、私の結論はかなりはっきりしました。

主力決済カードは、すでに持っているANAのソラチカゴールドカードで続けます。

理由は3つあります。

1つ目は、すでに審査に通っていて、2026年1月から日常決済で使い始めていること。

2つ目は、家族カードの年会費が2,200円と安く、夫婦でカードラウンジを使いやすいこと。

3つ目は、JALのLSPを追うには、今の決済額と旅行頻度では時間がかかりすぎることです。

JALカードについては、退職前の審査対策として普通カードを作るならありだと思います。

でも、最初からCLUB-Aカードやゴールドカードにする必要は、今の私にはありません。

JAL便に年に何度も乗るようになった。JGCを本気で目指したくなった。そうなってから、CLUB-Aカード以上に切り替えれば十分です。

ラウンジについても、JALカードだけで考えない方がよさそうです。

国内線中心なら、ソラチカゴールドの家族カードでカードラウンジを使う。海外旅行を増やすなら、apollostation THE PLATINUMで夫婦それぞれプライオリティ・パスを持つ。

このように分けて考えた方が、年会費の使い道がはっきりします。


現時点での判断

ここまで考えて、カード選びについて今の私が決めたことを整理しました。今後変わるかもしれません。

JALカードは、退職前の保険として考える

JALカードを作る目的は、今すぐJALマイルを全力で貯めることではありません。

退職後にクレジットカードの審査が通りにくくなるかもしれない。その不安を減らすために、会社員のうちにJALカードを1枚持っておく。

そう考えると、最初から年会費の高いカードを選ぶ必要はありません。普通カードで十分。

主力決済はANAに寄せる

すでにソラチカゴールドカードを作り、2026年1月から日常決済で使っています。

マイルは分散させると貯まりにくくなります。JALのLSPは気になりますが、今の決済額と旅行頻度では、JALに寄せても大きく前進するわけではありません。

だから、日常決済の主力はANAに寄せる。JALカードは持っていても、メインカードにはしない。

これが今の私にあってるかな。

ラウンジは、航空会社ラウンジにこだわりすぎない

サクララウンジやANAラウンジは魅力的です。

でも、夫婦旅行で使うなら、片方だけ入れるラウンジでは意味が薄くなります。

国内線ならソラチカゴールドの家族カードでカードラウンジを使う。海外旅行が増えて、空港での食事や待ち時間をもっと快適にしたくなったら、プラチナカードのプライオリティ・パスを検討する。

ラウンジは目的ではなく、旅行を快適にするための手段です。そこに年会費をかけすぎないようにしたいと思います。

JGCやSFCは、旅行を楽しんだ先に考える

上級会員資格は魅力的ですが、今の私にはまだ搭乗実績が足りません。

これまでJALもANAも数回しか乗っておらず、退職後の旅行も多くて年3回程度です。

最初からJGCやSFCを目標にすると、旅行を楽しむより、ポイントや搭乗回数を追いかけることになりそうです。

まずは夫婦で旅行に行く。飛行機に乗ってみる。ANAとJALの使い勝手を比べてみる。

そのうえで、本当に上級会員を目指したくなったら考えればいいと思っています。


まとめ

退職後に夫婦で旅行したい。マイルを貯めて、飛行機で少し遠くへ行きたい。

そう思うと、JALカードもANAカードも、JGCもSFCも気になります。

でも、私のようにこれまで飛行機にあまり乗っておらず、退職後の旅行も多くて年3回程度なら、最初から上級会員やゴールドカードを目指す必要はないと感じました。

まずは、すでに持っているソラチカゴールドカードを主力にして、日常決済でANAマイルを貯める。

妻には家族カードを作り、夫婦でカードラウンジを使えるようにする。

JALカードは、退職前に作っておく保険として普通カードを検討する。

海外旅行のラウンジや空港レストラン対策が本当に必要になったら、JALゴールドに寄せるのではなく、apollostation THE PLATINUMで夫婦それぞれプライオリティ・パスを持つことも考える。

これが、今の私にとって一番バランスのよい選択です。

マイルは楽しいですが、年会費を払いすぎると本末転倒です。

上級会員を目指す前に、まずは夫婦で無理なく旅行を楽しむ。そのためのカード選びをしていきたいと思います。


参考にした公式情報

カードの年会費やラウンジ条件、JALのLife Status Point制度は変更されることがあります。この記事では、2026年4月26日時点で以下の公式サイトを確認しました。

申し込み前には、必ず最新情報を公式サイトで確認してください。


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